若年性更年期障害~更年期障害・自律神経失調症との違い


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更年期障害そのものの定義が確立していない中、30代~40代前半と明らかに更年期以前でありながら、更年期症状と似通ったさまざまな不定愁訴を伴ったものを「若年性更年期障害(症状)」と呼んでいます。俗に「プレ更年期」と呼ばれることもあります。


更年期障害(症状)は「卵巣機能の衰えによる、卵巣ホルモンの急激な減少」によって引き起こされるものですが、若年性更年期は卵巣機能の老化ではなく、主に「自律神経の乱れ」がホルモン分泌に悪影響を及ぼすことで起きるとされます。

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それでは、「自律神経の乱れ」の原因は何でしょうか? これはすなわち、ストレスや過激なダイエット、飲酒・喫煙、食生活の乱れからくる栄養不足あるいは睡眠不足など、一言でまとめると「日々の生活の乱れ」が主因です。ちなみにスポーツ選手の場合、「過激な運動」が原因の一端となる可能性も、否定できないでしょう。

その意味で「若年性更年期障害」は、明らかに一種の生活習慣病でもあります。


photo credit: Headache coming on
via photopin (license)


自律神経といえば、「自律神経失調症」という病名を思い出しますね。「自律神経失調症」と「(若年性)更年期障害」は、どこが違うのでしょうか?


どちらもはっきりと病気としての定義が定まっていない以上、内容的に似たようなもので、両者を区別する明確なモノサシもありません。しいて言えば、自立神経失調症は更年期に特有のものでなく、閉経後にも起こり得る病気という程度です。

(ちなみに病院の検査で、数値に特に異常が見られないものの何らかの症状がある場合、「自律神経失調症」と病名を大きく括られてしまうことは珍しくありません。)


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20~45歳前後は女性ホルモンの分泌が一番活発な時期ですが、この時期にマイナス要因によってそれが抑えられると、将来的な「早発閉経(40歳未満で閉経を迎える、病的な状態)」のリスクが上がるだけでなく、閉経後に骨粗鬆症や高脂血症などに罹患する可能性も高まります。


早発閉経は若年性閉経とも呼ばれ、患者数こそ少ないものの、原因が不明なことも多い病気です。

主な治療はホルモン補充療法になりますが、卵巣機能の回復率がおもわしくない点が、この病気の恐いところです。

「月経不順」は早発閉経の初期症状の一つでもあるため、気になる方は早めに婦人科の治療を受けるほうがよいでしょう。


妊娠中や授乳中・閉経後など一定の場合を除いて、これまであった月経が3ヶ月以上停まることは「続発性無月経」と呼ばれています。実はこの続発性無月経の原因の半分近くが、「過度のダイエットによる体重減少」と言われます。ダイエットをやり過ぎると、脳の視床下部が、卵巣ホルモンの産生を抑制するように指示を出すためです。


体脂肪率が15%を下回った段階から、月経異常が頻発する」と指摘した調査結果もあります。その背後には、体重減を強要する何らかの「精神的なストレス」が控えている可能性も極めて高いでしょう。

とりわけ「貧血気味の女性」は、ホルモンバランスの崩れが自立神経系に及ぼす影響が大きくなりやすいなので、ダイエットを行う際は特に注意が必要です。


若年性更年期障害すなわち「早発閉経」や「続発性無月経」などの月経異常というわけでは、決してありません。


しかし更年期のかなり前の若いうちから、ホルモンバランスを崩した状態を長く放置することは、これらを含めた様々な病気を招くリスクを高めることも確かです。

そもそも女性は、ホルモンの乱れに伴う病気が多いものです。「体調の変化には日頃から注意を払って当然」という意識は持っておきたいですね。


次の記事は「若年性更年期障害と月経周期」です。

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